からかい上手の高木さん 聖地巡礼ガイド|詳細

聖地巡礼・観光|深堀り詳細

放送情報

放送年月:2018年1月~3月

TVアニメ第1期は2018年1月~3月に放送、その後2019年7月~9月に第2期、2022年1月~3月に第3期が放送され、同年6月には劇場版が全国公開されました。

制作はシンエイ動画。原作(山本崇一朗/小学館)は2025年現在既刊20巻以上、シリーズ累計発行部数1200万部超の人気作です。

テレビ・映画ともにBlu-ray&配信で視聴可能。各期で背景美術の密度が上がり「実在の能登半島を舞台にした青春アニメ」として国内外で評価が高まっています。

あらすじ

クラスメイトの女の子・高木さんは、隣の席の西片を毎日のように「からかう」ことが大好き。からかわれたらやり返したい西片ですが、いつも一枚上手の高木さんに敗北──しかし、そのやり取りこそが二人にしか分からない特別な時間。

放課後の堤防、坂道の途中、夕暮れの教室…能登の穏やかな自然と潮風に包まれた日常の中で、恋と呼ぶにはまだ少し早い、けれど確かな思いが育まれていきます。

おすすめスポット紹介

  • 石川県七尾市長浦町「長浦湾防波堤」
  • 能登島大橋/能登島向田の里
  • のと鉄道七尾線「笠師保駅」周辺の旧能登線木造駅舎群
  • 七尾市街「とのしょうBASE」(公式展示&カフェ)

スポットの魅力:

長浦湾の防波堤はアニメ第1期1話の“自転車押しシーン”を完全再現でき、背後には鏡のように凪いだ海面と漁船、遠くに立山連峰を望む絶景が広がります。

能登島大橋は劇場版クライマックスの夕焼けポイントで、刻一刻と赤みを増す空が二人の距離の変化を象徴。笠師保駅は1日の乗降客がひと桁という静かな無人駅で、ホームに佇むだけで「西片がノートを握りしめて来るかも」と想像が膨らみます。

とのしょうBASEでは原画や複製セル展示のほか、作中ノートを模したラテアート、限定グッズを販売。ファン交流ノートに一言残せば、次に訪れた人との“からかい”が文面で始まる仕掛けも。

アクセス情報

アクセス詳細:

金沢駅からJR七尾線で七尾駅まで約1時間。七尾駅前観光案内所で無料の「高木さん聖地マップ」を入手し、レンタサイクル(電動1日1500円)に乗り換えれば主要スポットが半日で周遊可能です。

笠師保駅へはのと鉄道七尾線で20分、列車本数は1~2時間に1本なので時刻表チェック必須。能登島へは七尾駅前から路線バス「能登島向田」行き(所要約30分)、レンタカーなら大橋を渡って25分。

訪問時期・時間帯:

  • 春(4月上旬)桜並木の校門カットが撮影適期。肌寒いが観光客が少なく写真が撮りやすい。
  • 夏(7月中旬~8月)海水浴と併せて巡礼でき、夜に満天の星と海ホタルを鑑賞可能。
  • 秋(10月)イチョウが黄金に染まり防波堤の夕景が最高潮。
  • 冬(12~2月)は積雪で坂道が滑りやすいため徒歩より車・バス推奨だが、澄んだ空気で日本海に沈む夕陽が極彩色。

現地での楽しみ方

  • 地元の人との交流: 七尾駅前の土産店では店員さんが「からかわれクッキーどう?」と冗談を仕掛けてくれることも。毎年5月に開かれるファン有志イベント「からかいフェスタ」では声優トークショーや町歩きスタンプラリーが行われ、町全体がからかいムード一色になります。
  • マナー・注意事項: 防波堤は漁業関係者の作業スペースでもあるため、三脚は通路端に寄せ、漁船係留ロープを跨がないよう注意。
    住宅地での撮影は住民が映り込まない角度を徹底し、夜間はフラッシュ自粛。2024年能登地震の影響で利用制限区域が残る場合があるため最新情報を確認し、復興支援商品を積極的に購入しましょう。
  • 周辺観光・宿泊情報: 和倉温泉(七尾駅からバス10分)の旅館では“からかい海鮮丼”や“西片びっくりパンケーキ”といったコラボメニューを提供。宿泊者限定で深夜の港写生ツアーも実施。能登島「ひょっこり温泉」では入浴後に聖地イラスト入り牛乳瓶がもらえます。
  • 豆知識: 原作者が小学生時代に通った“旧能登島ロード”の坂は景観保護のためアニメで多少位置が改変されているものの、傾斜角度(約9%)は忠実に再現。背景スタジオはロケハン写真3万枚をレイヤー管理し、季節変化ごとに陽光の色温度を17段階で描き分けています。
  • ファンの口コミ: 「堤防に腰掛けて波音を聞いていたら、BGMなしのアニメに入り込んだみたい」「民宿のおばちゃんが“からかいステッカー”をくれた。夕飯でほっぺが赤くなるほどからかわれた(笑)」など“現実で作品世界に触れた実感”が高評価。
  • フォトスポット情報: ①長浦湾防波堤先端(夕陽と二人シルエット)②能登島大橋中央歩道(橋桁を額縁構図に)③笠師保駅ホーム木造ベンチ(ローキーで郷愁アップ)④七尾港の赤灯台と夜景(32mm標準で人物+灯台をバランス良く)。
  • 行動を促すメッセージ: 夕凪の音、潮の匂い、そして少しだけ速くなる鼓動——高木さんが仕掛けた“次のドキドキ”は、能登であなたを待っています。カメラと好奇心を片手に、からかわれに行こう!