「鬼滅の刃」聖地巡礼:炭治郎たちの足跡を辿る旅|詳細

聖地巡礼・観光|深堀り詳細

放送情報

放送年月:2019年4月〜

TVアニメ第1期は2019年4月〜9月に放送(全26話)。

2020年公開の劇場版「無限列車編」は国内興行収入404億円を突破し、日本映画史上歴代1位を樹立。2021年のTV版「無限列車編」および「遊郭編」、2023年の「刀鍛冶の里編」とシリーズを重ね、2025年放送予定の「柱稽古編」でいよいよクライマックスが近づきます。

原作漫画は23巻で完結しているものの、累計発行部数は1億5,000万部を超え、グローバルなファンダムが形成されています。作品人気とともに“舞台となったのでは?”と噂される各地の名所にファンが訪れる「聖地巡礼」ブームが続いており、特に群馬県・福岡県・奈良県は巡礼者数が年々増加中です。

あらすじ

大正時代。炭を売って家計を支える心優しい少年・竈門炭治郎は、家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子も鬼へと変貌してしまう。

禰豆子を人間へ戻し、家族の仇である鬼舞辻無惨を討つため、炭治郎は鬼殺隊に入隊。仲間の我妻善逸、嘴平伊之助や柱と呼ばれる最強剣士たちと出会いながら、血鬼術を操る強大な鬼たちとの死闘を繰り広げる。

戦いを通して描かれるのは、“誰かを想う強さ”と“受け継がれる意志”。日本的精神性と海外から「ジャパニーズ・ゴシック」と評されるビジュアル、そして劇伴の和楽器×ロックが融合し、世代・国境を越えて共感を集めた。

おすすめスポット紹介

  • 富岡製糸場(群馬県富岡市)
    明治5年創業の世界文化遺産。レンガ造りの操糸所は、アニメ序盤で炭治郎が見上げる「工場群の煙突シルエット」と酷似すると話題に。
  • 伊香保温泉石段街(群馬県渋川市)
    365段の石段両脇に木造旅館が立ち並び、大正ロマン漂う夕景は遊郭編の花街を連想させる。夜間は提灯ライトアップで和風ファンタジー度アップ。
  • 妙義神社(群馬県富岡市)
    極彩色の彫刻と急勾配の石段が特徴。「柱稽古編」で登場予定の修練場のモデルでは?と推測され、巡礼者急増中。
  • 竈門神社(福岡県太宰府市)
    主人公姓と同名の神社。宝満山中宮へ通じる参道の朱塗り鳥居が“竈門家のルーツ”を感じさせると人気。

スポットの魅力

富岡製糸場ではガイドツアー(所要40分)が毎時実施され、国宝・西置繭所の内部も見学可。生糸づくり体験工房で組紐キーホルダーを制作すれば、炭治郎の耳飾り柄を自作するファンも。

伊香保石段街は湯の花まんじゅうや上州牛串など食べ歩きが充実し、夕暮れ以降は湯煙と提灯の明かりが鬼殺隊の“鎹烏”が舞うような情緒を醸し出す。

妙義神社は標高540mまで延びる石段が150余年の風雪で苔むし、息を切らせて登るほど“全集中”を疑似体験できるのも魅力だ。

アクセス情報

アクセス詳細

  • JR高崎駅→上州富岡駅(上信電鉄・約40分)→徒歩15分で富岡製糸場。
  • 高崎駅西口2番バス停→伊香保温泉(関越交通・約40分)下車すぐ石段街。
  • 高崎駅→松井田駅(JR信越本線・約20分)→タクシー15分で妙義神社。高崎駅は東京駅から北陸新幹線で約50分とアクセス良好。車の場合、関越道・渋川伊香保ICから石段街まで約20分。

訪問時期・時間帯

  • 桜としだれ梅が競演する4月上旬、もみじが炎のように染まる11月上旬がベスト。
  • 石段街は朝7〜9時が人通り少なく撮影向き、夜は21時までライトアップ。
  • 富岡製糸場は8:30開場、世界遺産検定受験者が多い土日午前は混雑するため平日午後が狙い目。

現地での楽しみ方

  • 地元の人との交流:
    富岡製糸場ガイドは“鬼滅コスプレ歓迎”を掲げる担当者も。石段街の老舗旅館女将は「禰豆子柄」帯を締めて写真撮影に応じてくれるなど、ファンフレンドリー。
  • マナー・注意事項:
    石段街は旅館前に私有地が多く、撮影の際は玄関前に立ち入らないこと。富岡製糸場は世界遺産のため三脚・フラッシュ禁止。妙義神社登拝路は急傾斜で雨天時滑落事故多発、トレッキングシューズ必須。
  • 周辺観光・宿泊情報:
    石段街に面した「千明仁泉亭」は漫画家・横山光輝も逗留した登録有形文化財。バイキング派は「伊香保温泉 ホテル天坊」、コスパ重視なら「KISHIGAMI温泉旅館」が人気。高崎駅前で群馬名物“だるま弁当”を購入し、製糸場前の芝生でピクニックするファンも。

  • 豆知識:
    アニメ制作会社ufotableの美術班が取材時に撮影した富岡製糸場の煙突シルエット写真が、設定原図にそのまま貼り付けられていたことがスタッフブックに掲載。伊香保温泉は昭和初期の花街資料が残り、遊郭編の空気づくりに参考にされたというインタビューも。

  • ファンの口コミ:
    「石段を踏みしめるたび“ヒノカミ神楽”の呼吸が聞こえる」「夜の妙義神社は柱稽古の修行場そのもの」「製糸場で組紐を織りながら禰豆子の帯を妄想」など、SNSには没入感の高さを評価する声が多数。

  • フォトスポット情報:
  1. 富岡製糸場西置繭所を背景に“刀を構えるポーズ”。
  2. 伊香保温泉365段の最上段から見下ろす提灯街。
  3. 妙義神社随神門の極彩色装飾をローアングルで。
  4. 春の榛名湖周回道路で桜と榛名富士を背に自転車ショット。

炭治郎たちが駆け抜けた大正ロマンの空気は、群馬に息づいています。
全集中の一呼吸で、新しい旅に踏み出しましょう。あなたの“鬼殺隊日誌”を完成させるのは、今です。