中古ユンボの選び方
建設現場では必要不可欠のユンボですが、新規購入時は大きな負担となります。
そこで、中古を選ぶケースが多くなり、現在は多くの企業・個人?が利用しています。
中古は見えない部分の品質などにリスクはありますが、やはり低価格で入手できるという大きなメリットがあります。ここでは中古をどのように見つけるかを紹介したいと思います。
操作性と作業効率はどのタイプか?
機種選定時に大きな意味を持つのが操作タイプです。
ユンボの機種はメーカーによってレバー操作方法が変わりますので十分注意したいものです。
例えば、機種によってレバーの縦横の動作が違うため、あるメーカーでは熟練運転手でも、機種が違うと全く違う操作を覚え無ければならないデメリットがあるため、作業効率が極端に落ちることがあります。
また、最悪のケースとしては機材損壊ということにもなり兼ねませんので、ユンボを実際に操作する運転手の意見も尊重したいものです。
使用頻度のチェック
中古の使用暦判断はアワーメーターだけでは難しいようです。
中古選びのコツとしては「アタッチメント類の遊び」も見てみましょう。
例えば、1t〜2tクラスでは1000時間使用以内でもアタッチメント類の遊びが大きい機種がありますので注意が必要です。
前暦使用者が判明出来る場合は使用頻度を比較的容易に想像できるので、必ず確認するようにしたいものです。
しかし、前使用者も不明の場合は、細部にサビが無いか良く見て判断したいものです。ユンボは泥が付いたまま放置しておくと、サビの原因になりますので、泥などはきちんと洗い流していたかどうかも、しっかり洞察してみましょう。
一般的な傾向として維持費軽減の為、油脂類のメンテナンスを省くケースもありますのでその辺も注意が必要です。
シリンダーからの油漏れ
シリンダーからの油漏れにも注して見ましょう。
バケットアームのピストン交換などが必要になると10万円以上の出費となります・・・。
外観のチェック
中古ユンボの販売時には綺麗に塗装をするケースが多いため、外観だけではその機種の程度は判断できにくいのが現状です。このようなケースでは、まずエンジンを直接確かめることにより、各アタッチメントの油漏れや駆動部分のサビ、あるいは痛んでないかなどを注意深く見ることで製品程度がわかる場合があります。
動作油のチエックもしておくと良いでしょう。
保証制度の確認
使用中に不測の故障が発生して修理に出すことも多々あります。
安く購入してもいきなり壊れてしまい、購入先に問い合わせてみても「無保証です」などと言われて泣いていまうこともありますね。このように、事前に保証制度の確認が必要です。
保証は耐用年数との関係もあります。
エンジンを始動させてみる
エンジンの始動はとても重要です。まず、バッテリーが弱くなっていないかどうかを見てみましょう。セルが勢い良く回るようでしたら心配要りませんが、遅く回る場合はバッテリー寿命を疑ってみることも必要です。
購入後にいらぬ出費にならぬよう、バッテリは要チェックです。また、エンジン始動時は異音もチェックしましょう。また、実際の運転を行うと、小型機種は横転事故が起こりやすいので、そのことも念頭に選ぶ必要もありそうです。